日々のタスクに追われて、行き詰まりを感じた時、彩りを加えてくれるのは旅の思い出のなかのワンシーンだったりする。
2018年9月に訪れた南フランスでの時間はわずか1週間にも満たない限られたサマーバケーションだったけれど、その時食べたもの、その時感じたこと、その時の匂いの全てが特別なものとして記憶に残っている。
3日目の朝、
朝はもう少しだけニースを楽しんでからカンヌへ移動をすることにした。
主人によると地元で評価の高い美味しそうなパン屋さんを見つけたとのこと。
海岸沿いでは蚤の市が開催されていた。
アンティークのアクセサリーを取り扱っているお店を見つけた。
どれもかっこいいアクセサリーだったが、その中でわたしはとっておきの一本を見つけた。
買うのを悩んでいると、主人がプレゼントしてくれた。
なんだか素敵な1日が始まりそうだ。
パン屋はすぐそこにあった
噂に聞いた通りかなり美味しかった。。
Boulangerie Patisserie Jeannot
噂のクロワッサンはとっても美味しかった。
主人はコーヒー、わたしはカモミールティー。
旅先ではお決まりの注文。
ニースをでて、電車でカンヌへ向かうのですが
その街に慣れた頃に次の土地へ移動しなければならなくて少しだけ寂しい。
カンヌに着くと、駅の周辺は割と田舎っぽい。
クラシカルで落ち着いた雰囲気だった。
ホテルに向かって歩き始めると洗練された街並みと海が見えてきた
カンヌで宿泊予定の インターコンチネンタルカールトンカンヌがみえてきた。
クラシカルなホテルの外観がたまらない。
エントランスに入ると
本当に美しいキャストの皆様が優しく気品のあるご対応をしてくださり感動。。
長い廊下を進んでいくのですが
目に入ってくるすべての情報が洗練されていて清々しい。
客室に到着すると思わず声が出てしまうような
うっとりするお部屋
アメニティーも美しい。
荷物を客室に置いた所で、お腹が鳴ったので
街に出て、ご飯を食べにいくことに。
ホテルマンの方に撮っていただきました。
お昼時間が過ぎてしまっていたので
お目当てのブラッスリーはしまっていた 涙。。
とぼとぼと歩いていると
アジアンテイストなお店を発見。
「この店、絶対美味しいよ。」
若かりし頃、飲食店への飛び込み営業をしていた彼にとって
美味しいお店を見つけるのはお手の物。
カンヌに来て一番初めのご飯はアジアン料理でした。
控えめに言ってめちゃくちゃ美味しい!!!
そののち、
和カフェを発見し入ってみることに。
少しすると、隣に座っていたマダムが声をかけてきた。
最初は少し警戒をしていたが、話していると
このカフェの目の前のドレスショップのオーナーで
日本人の知り合いがいることから、日本が大好きな様子。
Google翻訳を使って話をしていると、どうやら彼女はカンヌ国際映画祭の際に
数多くの女優さんの衣装を手がけてきたようで
お店の奥の普通の人は入れないフィッティングルームを見せてくれた。
もちろん写真はNGだが、そこは夢のようなドレスルームで
ズラーーっっとならぶドレスに鳥肌が立ってしまうほどだった。
本当に貴重な経験をさせてもらった。
それ以来、カンヌ国際映画祭の女優さんたちの衣装をみるたびに彼女のことを思い出す。
本当に素敵な方々だった。
カンヌの街はとても特殊だ。
カンヌ国際映画祭の為にあるような街とも言える。
駅周辺のお店とはガラリと雰囲気が変わるラ・クロアゼット通り。
海沿いに面した路面店は超一流ブランドばかり。
映画祭の際には、この道沿いに多くの俳優陣たちが集まり、海沿いでは各所で映画鑑賞ができる。
まさに夢のような場所だ。
ユーモアのあふれる
映画好きにはたまらない街。
憧れのレッドカーペット。
著名人たちの手形がズラリと並んでいる。
ホテルに戻ると改めてその美しさに息をのんだ
少しだけ海へ遊びにいくことに
残念ながら海には入れず。
明日リベンジ!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、一番楽しみにしていたディナーの時間に。
カールトンカンヌのディナー会場に合わせて選んだドレス。
フリルで少しドーリーなドレスですが、黒のヒールに合わせたかった。
旅行の前のお洋服選びは
その場所、そのシーンに合わせて準備するのがすごく楽しい。
会場は、テラスのような場所。
少し薄暗い中ムーディーな音楽と笑顔のキャストの皆さんが迎えてくれる。
どのお料理も最高だった。
お料理に合わせてもらった白ワインも。
9月のカンヌ
フワリと撫でるような夜風が心地よい。
明日は一日中ビーチでゆっくりする予定。
今日はあのふかふかのベットでゆっくり休むことにしよう。
南仏コートダジュールで過ごすサマーバケーション Vol.4カンヌ編〜へ続く。